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proud じゃぱねせ

proud じゃぱねせ

お高いチョコチップ・クッキー

これは結構前に、友達の旦那さんにもらったクッキーのレシピである。
美味しいよ。美味しいはずなのよ。
それに美味しいだけじゃなくて、面白い話が付いてくる。

これはそのレシピに付いていた話の訳である。

私と娘はダラスの「ネイマン・マーカス」(アメリカで有名な高級デパート)
のカフェで、サラダを食べ終わった所だった。
クッキー党の私たちは、食後の軽いデザートに、
『ネイマン・マーカス・クッキー』をトライしてみる事にした。
それがとっても美味しかったので、レシピを貰えるかどうか尋ねると、
ウエイトレスは、ちょっと気分を害したように、「申し訳ありませんが、、、」と答えた。

「それじゃ、そのレシピ買うのでは?」と聞くと、彼女はにっこり笑って、
「それなら。」と言い、いくらか尋ねると、彼女は答えた。
「たったの『トゥ、フィフティ』です。お買い得ですよ。」
私は承諾の意味を込めて、「会計の金額に乗せておいてちょうだい。」と言った。

30日後、「ネイマン・マーカス」から請求書が届いた。それには、$285.00と書いてあった。
私はもう一度見直しながら、あの日の出費について思い出そうとした。
使ったのは、娘と食べたサラダに$9.95、スカーフに約$20.00だけ。
何気なく請求書の最後の欄に目をやると、そこに書いてあったのは、
「クッキーレシピ、$250.00」。

そんな馬鹿な!!
私は「ネイマン・マーカス」の会計部に電話を入れると、
ウエイトレスの言った、『トゥ、フィフティ』は、確かに「$2.50」で、
考えられる限りどう訳しても、「$250.00」には聞こえなかった、と説明した。

「ネイマン・マーカス」はその取り消しを拒否した。彼等はお金を返す気は無いという。
彼等によると、「ウエイトレスの言った事は、こちらには関係無い。
あなたは既にそのレシピを見てしまったのだから、
もう今になって、お金を返す事は絶対にありえない。」との事。

私は、電話の対応に出た人に、テキサス州の詐欺犯罪防止の法律について説明し、
BBBureau(消費者を詐欺から守る為の政府の機関)に訴えると脅かした。
しかし、
「やりたければやるといい。こっちは全然構わない。何をしてもお金は返金できない。」
っと言われただけだった。

私は、どうにかしてやろうと、そしてお金を返金してもらおうと、いろいろ頭を巡らせた。
そして、
「わかったわ。あなたたちに私のその$250.00をくれてやる代わりに、
$250.00に見合う分、楽しませてもらう事にするわ。」
私は彼女に、アメリカ中の、e-mailアドレスを持つ全てのクッキー党が、
「ネイマン・マーカスの$250.00のクッキー・レシピ」を、『ただで』受け取る事になるわ、
っと伝えた。
彼女は、「そんな事をされたら困ります。」っと答えた。

私は、「私からお金を騙し取る前にそう考えるべきだったわね。」
と捨て台詞をキメると、思いっきり受話器を電話に叩き付けた。

そうです。これがそのレシピです。
お願い、お願い、お願いですから、このレシピをあなたが考え付く全ての人に配って下さい。
私はこれに$250.00払いました...
私は二度と「ネイマン・マーカス」に、このレシピで1ペニーたりとも儲けさせたくないんです...

ネイマン・マーカス$250チョコレートチップ・クッキー・レシピ

2カップ バター
4カップ 小麦粉
2小さじ ベーキングソーダ
2小さじ ベーキングパウダー
2カップ ぐらにゅー糖
2カップ ブラウン・シュガー
5カップ オートミール(ブレンダーで細かくしたもの)
1小さじ 塩
24オンス チョコレートチップ
18オンス ハーシー板チョコ(砕いたもの)
4個 卵
2小さじ バニラエッセンス
3カップ お好みのナッツ(砕いたもの)

バターをクリーム状にして、グラニュー糖とブラウンシュガーを混ぜる。
卵とバニラエッセンスを足す。---A
小麦粉、オートミール、塩、ベーキングパウダー、ベーキングソーダを混ぜ、Aと混ぜる。
チョコレートチップ、砕いた板チョコ、ナッツを混ぜる。
直径2cm程の球に丸め、5cmほど離して、クッキーシートに乗せる。
華氏375度で、約10分焼く。
このレシピで112個分。

この世界で一番高価なクッキーを『ただ』で楽しんで下さい。
この話を読んで、e-mailアドレスを持っているあなたの全て友人に、
これを送って下さい。

どうです?面白いでしょ。
1オンスは約28g、華氏375度は、摂氏で、約190度です。
典型的なアメリカのクッキーです。
カロリーは超高そうだけど、とっても美味しいよ。
レシピをもらった直後は、私、週に1回は作ってました。
焼き切れないタネは冷凍すれば暫くもちます。
一度お試しあれ。

私はこの材料の半分の量で作ってました。
それでも大きなクッキーが50枚以上は焼けました。

蒸し焼きプリンに続く


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